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「漢検漢字辞典」 | |||
漢字を勉強する際、我々は漢和辞典を調べるわけですが、漢和辞典はあくまで漢語を読むためにあるもので、日本語を勉強するには不向きな面もありました。 この辞典はそういう現代社会に必要な漢字、熟語、ことわざなど漢和辞典に掲載されなかった語が多く掲載されています。 手書きの参考になる教科書体を活字として採用されているのも魅力的です。 欠点としては、漢検1級、準1級を学ぶには情報が少ないことです。 はっきり言って役に立ちません。 |
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「新漢語林 第二版」 | |||
漢和中辞典の中では一番掲載量が多くて調べやすいんではないかと思います。 漢和辞典を買うならこれがオススメです。 第二版になって新常用漢字表に対応しました。 |
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「大漢語林」 | |||
漢検1級、準1級の勉強には、このぐらいの大辞典を一つ持っておいた方がいいと思います。 中でも、これは、1級に出てくるようなマニアックな熟語も結構載ってたりします。 新常用漢字表には対応していません。 |
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「漢検要覧 1/準1級対応」 | |||
常用漢字にはない1級・準1級配当漢字の一覧や常用漢字の表外読みが載っています。 1級・準1級を勉強するには必携というべき本でしょう。 字体に関する説明もあります。 表外漢字も教科書体で載せてほしかった。 新常用漢字表に対応しています。 |
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「漢検要覧 2~10級対応」 | |||
漢検2~10級受検のための基本参考書。 常用漢字のルールが学べます。 「漢検要覧 1/準1級対応」と併せて参考とすることをオススメします。 新常用漢字表に対応しています。 |
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「漢検 四字熟語辞典 第二版」 | |||
漢検に出てくる四字熟語はすべて網羅しています。 過去問でわからない四字熟語があっても、これで調べれば完璧です。 漢検配当外の漢字を含む四字熟語や、「漢検漢字辞典」の親字とは異なる異体字で載ってたりと、「漢検漢字辞典」とは完全にリンクしてないのが気になります。 内容もちょっと難しいです。 第二版より新常用漢字表に対応しました。 |
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「用例でわかる四字熟語辞典」 | |||
漢検に出てくる四字熟語が載ってなかったりしますが、解説は「漢検 四字熟語辞典 第二版」より理解しやすいです。 活字も見やすい二色刷です。 四字熟語中の漢字一字からでも調べることができます。 同シリーズの「用例でわかる慣用句辞典」「用例でわかることわざ辞典」もオススメです。 |
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「字通」 | |||
故白川静先生が生涯をかけて研究した漢字の成り立ちをまとめた字典。 多くの漢和辞典に載っている漢字の成り立ちとは異なり、漢字の祖である甲骨文字から漢字の成り立ちを精確に追求解明してあります。 その説には異論がありますが、読み物としてもかなりおもしろいです。 ただ、文体が古くさく、常用漢字も旧字体で書かれ、専門用語も頻出するので、かなり読みづらいです。 「新訂 字統」もあわせてオススメいたします。 |
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「漢字百話」「漢字―生い立ちとその背景」 | |||
故白川静先生の「字通」への導入となる文庫です。 漢字の成り立ちとその背景が解説されていて、目から鱗が落ちる思いをしました。 「名」という字は、「夕(三日月)」と「口(くち)」からなり、薄暗いやみの中で自分の存在を声で告げることを示す、というのが皆さんの教わってきた成り立ちだと思いますが、白川先生の研究によるとそんな単純なことではないそうです。 「夕」は祭祀に用いられる肉の形(ちなみに「多」の「夕」も肉)、「口」は祝詞を収める器の形で、子供が生まれたら3ヶ月後に祭肉と祝詞の器を収める儀礼を行い名をつけます。 このような当時の風習も漢字の成り立ちの背景となっているのです。 読んでるうちに、この漢字はこういう成り立ちだったのか~~!と、どんどん楽しくなって読んでしまい、「字通」がほしくなってきます(笑)。 |
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「成り立ちで知る漢字のおもしろ世界」シリーズ | |||
「字通」は言ってることがちょっと難しい・・・、と感じるならこれがオススメです。 漢字の数は限られることになりますが、体系付けてソートされているので理解しやすいです。 イラストも交えてあるので象形文字としての甲骨文字の理解がいっそう進むと思います。 管理人は「字通」でわかりにくいものを、このシリーズで確認しています。 全部で「動物・植物編」「人体編」「道具・家・まち編」「武器・ことば・祭祀編」「人編」「自然物編」「手と足編」の7種類ありますが一気に読んでしまいます。 古い本となってしまいましたので、電子書籍でAmazonならKindle版がオススメです。 |
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「文字の骨組み―字体/甲骨文から常用漢字まで 」 | |||
しんにょうを1点にすべきなのか?2点にすべきなのか? 新常用漢字で紛糾した話題だけど、この本を読めば悩みは吹き飛びます。 漢検1級・準1級を勉強する漢字マニアになれば、漢字の字体を康煕字典体に求めてしまいがちですが、そのような必要がないことがこの本を読めば理解できると思います。 |
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「新書源」 | |||
甲骨文から仮名まで字例八万を誇る一般用の書体字典。字例は書体ごとにまとめ、書体中では時代順に配列。それぞれに時代・出典も明記。巻末に「かな字典」付載。
当サイトでは、漢字の字体の歴史を学ぶために使用されています。『大書源』の膨大な文字資料に精選を加え、収録し得なかった新資料を補った書道字典の決定版。 |
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「常用漢字 書きかた字典」 | |||
常用漢字の書きかたの手本となる字典です。 止めるのかはねるのか、長いのか短いのか、迷うことはありませんか? 学習指導要領に準拠しているため、学生のみならず、採点基準の参考に教職員にも必携して欲しい字典です。 特に、この字典のすばらしいところは、字体の「許容」がしっかり書かれているところです。 たとえば、糸偏は「」と書いてもOKと明記されています(これは学習指導要領にもしっかり明記されています)。 漢字辞典の字体のみが正しいと勘違いしている教職員による、誤った厳しい採点がなされているのが現状です。 漢字には「許容字体」というものが存在し、ある程度ゆる~く許容されているので、国語の先生は、しっかり勉強して、誤った厳しい採点で、子供の漢字嫌いに拍車をかけないようにしてください。 |