【渥】 12画 (9)  準1級


[音] アク
[訓] あつ
うるお
 

《意味》

  1. あつい。てあついさま。ねんごろなさま。
  2. うるおう。つや。たっぷり水気が行き渡る。

【渥恩】あくおん

手あつい恩恵。厚恩。
渥恵(あっけい)

【渥い】あつい

恩恵が行き渡っている。手厚い。

【優渥】ゆうあく

恵み深く手厚いこと。ねんごろ。
「優渥な待遇に感謝する」

《字源》

声符は「屋(おく)「屋」「尸(し)+至」
「至」は矢が地面に刺さった形で、矢を放って至る所によって土地を占い、そこに建物を建てた。
(びょうしょ)として(まつ)るところを「室」、しばらく屍体(したい)をおいて風化を待つところを「屋」という。(かりもがり)する板屋の意。
「屋」は、中に巻きこむ、閉ざす意があり、「渥」は水中に十分に浸すことをいう。

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