【虻】 9画 (3) 準1級

同字【蝱】


[音] ボウ
  モウ
[訓] あぶ
   

《意味》

アブ科の昆虫。はえを大きくしたような形をしている。
Wikipediaアブ

【虻蜂取らず】あぶはちとらず

二つのものを取ろうとして両方ともとれない。あれもこれもとよくばって全部失敗するたとえ。
「二を追う者は一をも得ず」

【虻風】ぼうふう

疾風。はやて。
風をアブの群れにたとえていうことば。

虻】つりあぶ

双翅目ツリアブ科の昆虫の総称。中形のアブで口が長く、はねがよく発達し空中で停止して草花の蜜を吸う。幼虫は他の昆虫に寄生する。
「長吻虻」とも書く。

【蚊虻走牛】ぶんぼうそうぎゅう

ごく小さなものでも、強大なものを制することができるというたとえ。
また、ささいな事柄から大きな事件や災難に発展することがあるというたとえ。
「蚊虻」はカとアブで、弱小なもの、微小なもののたとえ。「走牛」は牛が走ること。カやアブのような小さな虫でも、たかられて血を吸われるのを嫌って、大きな牛が走って逃げる意から。
蚊虻(ぶんぼう)牛羊(ぎゅうよう)(はし)らす」の略。

【蚊虻の労】ぶんぼうのろう

取るに足らない技能のこと。
「蚊虻」はカとアブで、つまらないもののたとえ。「労」は労力の意。

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