【粟】 12画 (6) 準1級


[音] ショク
  ソク
  ゾク
[訓] もみ
  あわ
  ふち

《意味》

  1. あわ。穀物の名。
  2. もみ。イネ・キビなどの外側の殻。
  3. 穀物の総称。
  4. ふちまい。俸

【粟】あわ

イネ科の一年草。五穀の一つ。
Wikipediaアワ

【粟立つ】かゆ

寒さや恐怖などのために毛穴が収縮して、皮膚に(あわ)粒のようなぶつぶつができる。鳥肌が立つ。
「あまりの恐怖で、総身に粟立つ」

【粟米草】ざくろそう

ザクロソウ科の一年草。
Wikipediaザクロソウ
「石榴草」とも書く。

【粟散辺地】ぞくさんへんち

辺地にある粟粒のような小さな国。また、日本。
「粟散」は(あわ)のように散在する小国のこと。「辺地」は最果ての地。
特に日本人自身が、日本のことを中国やインドと対照させて、このように表現するときがある。
「そくさんへんじ」とも読む。
粟散辺州(ぞくさんへんしゅう)」「粟散辺土(ぞくさんへんど)

【粟粒】ぞくりゅう

(あわ)の実のつぶ。また、(あわ)の実のように非常に小さいもの。
「粟粒大の土地」
「あわつぶ」とも読む。

粟】けし

ケシ科の二年草。
未熟な果実から阿片ができる。
栽培には許可が必要。
Wikipediaケシ
子」とも書く。

【雛粟】ひなげし

ケシ科の一年草。
観賞用として栽培される。美人草(ぐびじんそう)
Wikipediaヒナゲシ
「雛子」とも書く。

《字源》

穀物の実のある形。
正字は形の実をつけている。
「粟」の甲骨文字。

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