[音] | イ |
[訓] | なえる |
しぼむ | |
しおれる | |
しなびる | |
つかれる |
《意味》
【萎縮】いしゅく
【萎靡】いび
活気がなくなって衰えること。なえて、しおれること。
「萎縮」「衰微」
【萎靡沈滞】いびちんたい
物事の動きに活気や勢いがないこと。
特に、社会・経済・文化などにいう。
「萎靡」は植物が萎え、萎れること、「沈滞」はそこの方に沈み留まっていること。
【萎れる】しおれる
【萎びる】しなびる
生き生きしたようすがなくなりシワが寄る。また、植物などが水分を失ってしおれる。若々しさが失われる。
【萎む】しぼむ
「凋む」とも書く。
【萎える】なえる
【足萎え】あしなえ
足が自由に動かないこと。また、その人。
「蹇」とも書く。
《字源》
声符は「委」。
「委」は「禾(か)+女」。
「禾」は稲穂で作った被り物で、これを被って踊り、豊作を祈る。
女性の場合は「委」で、男性の場合は「年(=禾+人)」、幼少の子だと「季」である。
「委」はその時の女性のしなやかな踊りをいい、「年」は稔りをいう。
「委」はしなやかの意を持つ。
:「委」の甲骨文字。
:「年」の甲骨文字。
:「季」の甲骨文字。