【咽】 9画 (6) 準1級


[音] イン
エツ
エン
[訓] のど
  むせ

《意味》

  1. のど。「嚥」
  2. のむ。つかえた物をぐっとのみ下す。「嚥」
  3. むせぶ。のどにつかえる。「噎」

【咽いんこう

  1. 咽頭(いんとう)喉頭(こうとう)。のど。
  2. 重要な通路。大事な場所。たいせつな部分。
《咽を扼する》いんこうをやくする 
重要な地点を押さえる。要所を押さえる。のどもとを押さえる。

【咽頭】いんとう 

鼻腔(びこう)口腔(こうこう)と、食道や気管との間にある、粘膜(ねんまく)におおわれた管。咽喉の上部。
その下の末端の部分を「喉頭(こうとう)」という。
Wikipedia咽頭

【咽下】えんか 

口の中の物を飲み込むこと。
「誤って飴を咽下した」
「嚥下」とも書く。「えんげ」とも読む。

【咽】のど 

  1. 口の奥の食道・気管に通ずるところ。咽喉。
  2. 歌う声を出すところ。転じて、歌う声。
」とも書く。

【咽む】のむ 

かたまりなど、つかえた物をのみ下す。ぐっとのみ込む。

【咽ぶ】むせぶ 

  1. 煙・涙・ほこり・飲食物・香りなどで息がつまりが出る。むせる。「たばこの煙に咽ぶ」
  2. 喜びや悲しみがこみあげ、息をつまらせながら泣く。むせび泣く。「感涙に咽ぶ」
  3. 風や水の音が激しく泣くように聞こえる。「増水した川の流れが咽ぶ音がする」
「噎ぶ」とも書く。

【哀咽】あいえつ 

悲しんで声をつまらせること。むせび泣くこと。

【嗚咽】おえつ 

むせびなくこと。しのびなくこと。
「親の死を知って嗚咽する」

【哽咽】こうえつ 

のどを詰まらせてむせび泣くこと。
「哽」もむせぶ意。

【幽咽】ゆうえつ 

  1. むせびなくこと。
  2. かすかに水の流れる形容。

【≪戻る】【トップページへ戻る】【進む≫】