【胤】 9画 (5)  準1級


[音] イン
[訓] たね

《意味》

  1. たね。先祖から糸をひいた血すじ。また、血すじを受け継ぐ子孫。
  2. 子孫が祖先のあとを受け継ぐ。

【胤裔】いんえい

血すじを受け継ぐ子孫。

【胤嗣】いんし

  1. 父祖のあとを継ぐ子。あとつぎ。胤子(いんし)
  2. 子孫が先祖のあとを継ぐ。

【胤】たね

血統また、血統を受け継ぎ伝えていくもの。子。子孫。

【血胤】けついん

同じ血筋をひく子孫。

【皇胤】こういん

天皇の血統。皇統。

【後胤】こういん

子孫。後裔。

【枝胤】しいん

血すじのわかれた子孫。

【車胤聚蛍】しゃいんしゅうけい

苦学のたとえ。
「車胤」は東晋の人物名。「聚」は集める意。
車胤は勤勉だが貧乏で、夏には蛍を集めて袋に入れ、その光で読書したという故事から。
蛍雪之功(けいせつのこう)」「嚢蛍映雪(のうけいえいせつ)」「車蛍孫雪(しゃけいそんせつ)」「孫康映雪(そんこうえいせつ)

【落胤】らくいん

身分の高い男が正妻以外の女にひそかに生ませた子。おとしだね。

《字源》

左右のは獣の両脚と思われる。
その間から獣の子が生まれ落ちる形。
全体が象形の字と思われる。
「胤」の金文。

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