【臼】 6画 (0) 準1級


[音] キュウ
[訓] うす

《意味》

うす。うすづく。穀物をつくときに用いるうす。

【臼】うす

  1. 円筒形の石・木などをえぐり、(きね)を使って、その中で穀物をついて砕いたり、(もち)をついたりする道具。
  2. ()き臼」に同じ。二つの堅い石の面に溝をほり、その間に穀物を入れ、上の石を回してすりつぶして粉にする道具。

【臼歯】きゅうし

歯列の奥にある(うす)のような形をした歯。おくば。うすば。

【炊臼の夢】すいきゅうのゆめ

妻に先立たれること。
張瞻(ちょうせん)が旅先にて、(かま)の代わりに(うす)で飯を炊く夢を見たため夢占いをしたところ、「釜がない=婦が亡くなった」知らせであるという(「釜」と「婦」が同音)。家に帰ると妻が死んでいたという故事から。

【井臼】せいきゅう

井戸と(うす)。転じて、水を()み米をつくこと。
「井臼のつとめ(=家事)」

【脱臼】だっきゅう

骨の関節がはずれること。

【茶臼】ちゃうす

茶の葉を()いて抹茶(まっちゃ)を作るのに使う石の()(うす)
「さきゅう」とも読む。

【碾き臼】ひきうす

上下二個の平たい円盤状の石からなり、上の石をまわして、石の間に入れた穀粒などを粉にする道具。
石臼。うす。
「挽き臼」とも書く。

《字源》

(うす)の象形。

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