【姥】 9画 (6) 準1級


[音]
[訓] うば
ばば

《意味》

  1. うば。乳母。めのと。または養母。
  2. おうな。年老いた女を親しんで呼ぶ言葉。おばあさん。

【姥】うば

  1. 年を取った女性。老女。
    「媼」とも書く。「おうな」とも読む。
  2. 能楽で、老女をかたどった面。「尉」

【姥貝】うばがい

バカガイ科の二枚貝。殻の色は黄色または黒色で、長さは10㎝内外。東北地方以北の寒い海の、河口に近い砂地にすむ。肉は美味で、生で食べるほか、缶詰・乾燥品にする。ほっきがい。
Wikipediaウバガイ
「雨波貝」とも書く。

【姥桜】うばざくら

  1. 葉より先に花をつける桜。ひがん桜。
    「葉のない桜」を「歯のない桜」にかけていったもの。
  2. 娘盛りの年頃を過ぎても、なお美しい器量を保っている女。

【姥捨山】うばすてやま

  1. 長野県にある山の名。年老いたおばと親子のように暮らしていた男が、結婚して後、妻のことばに従っておばをこの山に捨てて来たが、悲しみにたえきれず連れもどしたという伝説がある。大和物語、今昔物語などに見える。
  2. 役所や会社が高齢者を置く、あまり仕事や責任のない部署。閑職。
「姨捨山」とも書く。「おばすてやま」とも読む。

【姥目うばめがし

ブナ科の常緑高木。高さ10メートルに達する。葉は厚く長楕円形。庭木・生け垣として利用する。材は堅く備長炭(びんちようずみ)の原料となる。実は食べられる。イマメガシ。ウマメガシ。
Wikipediaウバメガシ植物園へようこそ!ウバメガシ

【姥百合】うばゆり

ユリ科の多年草。花茎は高さ1メートルに達し、夏、茎頂に数個の筒形の緑色を帯びた白花を開く。
植物園へようこそ!ウバユリWikipediaウバユリ
麦葉貝母」とも書く。

【山姥】やまうば・やまんば

伝説や昔話で、奥深い山に住んでいる女の怪物。背が高く髪は長く、口は大きく目は光って鋭い。金時を育てた足柄山の山姥、瓜子姫説話の山姥など。

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