【厭】 14画 厂(12) 準1級
[音] | エン |
オン | |
ヨウ |
[訓] | おさえる |
いとう | |
あきる | |
いや |
《意味》
【厭きる】あきる
「飽きる」とも書く。「2.」は「倦きる」とも書く。
【厭う】いとう
【厭】いや
「嫌」とも書く。
【厭気】いやけ
もういやだと思う気持ち。気が進まないこと。
「勉強に厭気が差す」
「嫌気」とも書く。「いやき」とも読む。
【厭味】いやみ
「嫌味」とも書く。
【厭悪】えんお
嫌い憎むこと。ひどくいやがること。
「嫌悪」
【厭忌】えんき
いみ嫌うこと。
【厭倦】えんけん
あきていやになること。倦厭。
【厭世】えんせい
世の中をうとましく思うこと。生きていることがつらいと思うこと。
「厭世的」
「楽天」
【厭世観】えんせいかん
物事を悪い方にばかり考え、悲観していく考え方やものの見方。悲観主義。ペシミズム。
「楽天観」
【厭戦】えんせん
戦争することを嫌うこと。
「厭戦気分」
「好戦」
【厭聞飫聴】えんぶんよちょう
聞き飽きること。飽きるほど聞くこと。
「厭」「飫」はともに飽きる意。
【厭離穢土】おんりえど
けがれた現世を嫌って離れること。
「欣求浄土」・・・極楽浄土に往生することを心から願い求めること。
「厭離」は「えんり」とも読む。
【倦厭】けんえん
あきていやになること。
「同じ事の繰り返しを倦厭する」
【嫌厭】けんえん
きらい、いやがること。嫌悪。
《字源》
「厂(かん)+猒(えん)」。「厂」は聖所。「猒」は犬の肩肉で「厭」の元の字。
「猒」を供えて祀り、神が満足する意。
邪霊はこれを嫌うので「いとう」意になる。
また、地霊・邪霊を「猒」を供えて鎮圧することを「圧(壓)」という。