【掩】 11画 扌(8) 準1級
[音] | エン |
[訓] | おおう |
かばう | |
たちまち |
《意味》
【掩蓋】えんがい
【掩護】えんご
「2.」は「援護」に書き換えられる。。
【掩耳盗鐘】えんじとうしょう
浅はかな考えで自分の良心を欺き、その場逃れをしても、いずれ悪事は知れ渡ってしまうこと。
また、自分を欺いて悪事をはたらくことのたとえ。
鐘を盗もうとして鐘の音の鳴り響くことを恐れ自分の耳をふさいでも何の意味もないという意から。
「耳を掩いて鐘を盗む」が書き下し文。
「掩耳盗鈴」「掩耳偸鈴」「掩目捕雀」
【掩蔽】えんぺい
【掩う】おおう
物の上や外側に他の物をかぶせる。また、そうして守る。
「覆う・被う・蔽う・蓋う」とも書く。
《字源》
声符は「奄(えん)」。
「奄」は物をおおう形で「大+(ぼう)」。「大」は人の形。下部は「黽(ぼう・かえる)」の形とみられる。
呪物としてのカエルを覆い隠す呪儀があったのであろう。