[音] | ボウ |
[訓] | かや |
ち | |
ちがや |
《意味》
【茅膏菜】いしもちそう
モウセンゴケ科の多年草。食虫植物。
Wikipedia「モウセンゴケ属」
「石持草」とも書く。
【茅】かや
チガヤ・スゲ・ススキなど、イネ科・カヤツリグサ科の植物の総称。葉が細長い。屋根を葺くのに使う。
「萱」とも書く。
【茅潜】かやくぐり
イワヒバリ科の小鳥。日本特産種。
Wikipedia「カヤクグリ」
【茅葺き】かやぶき
屋根をカヤで葺くこと。また、そうした屋根。
「萱葺き」とも書く。
【茅蕈】こうたけ
イボタケ科のキノコ。秋に落ち葉の下に群生する。かさは漏斗状で中央が深くくぼむ。全体が褐色で、乾燥すると香りが強い。食用。ししたけ。かわたけ。
「革茸・香茸・皮茸」とも書く。
【茅萱・茅】ちがや
イネ科の多年草。
Wikipedia「チガヤ」
「白茅」とも書く。
【茅渟鯛】ちぬだい
クロダイの別名。チヌ。
茅渟海(大阪湾一帯)で多くとれるタイの意という。主に西日本で使う。
Wikipedia「クロダイ」
【茅生】ちふ
チガヤの生えているところ。
【茅花】つばな
チガヤ。また、チガヤの花の穂。食べられる。
「ちばな」とも読む。
【茅蜩】ひぐらし
セミ科の昆虫。早朝や夕方にカナカナと高い声で鳴く。体は褐色で、緑や黒の斑紋がある。
Wikipedia「ヒグラシ」
「蜩」とも書く。
【茅屋】ぼうおく
【茅屋采椽】ぼうおくさいてん
質素な家のこと。
「茅屋」は茅葺きの屋根のこと。「采椽」は伐採したままの椽。
軒端を切りそろえていない茅葺き屋根と、伐採したままの椽でできた建物の意で、中国古代の聖天子尭の宮殿が非常に質素だったことから。
「茅茨不翦」「采椽不斲」「土階三等」「土階茅茨」「尭階三尺」
【茅茨】ぼうし
【茅堵蕭然】ぼうとしょうぜん
茅葺 きの垣根が物寂しいさま。転じて田舎家。
「茅堵」は茅葺きの垣根。「蕭然」は物寂しいさま。
【浅茅】あさじ
まばらに生えているチガヤ。丈が低いチガヤ。
【浅茅生】あさじう
浅茅の生えている所。
【青茅】かりやす
イネ科の多年草。ススキに似た小穂をつける。全草を黄色の染料とする。オウミカリヤス。
「刈安」とも書く。
植物園へようこそ!「カリヤス」
【衡茅】こうぼう
茅葺き門と茅葺きの家。転じて、世を避けた人の家のこと。
【衆賢茅茹】しゅうけんぼうじょ
多くの賢人がが協力して政治を助けること。
「衆賢」は多くの賢者のこと。「茅」はチガヤ、「茹」は草の根が相連なること。
【草茅危言】そうぼうきげん
在野(民間)の立場からの、政府に対する激しい批判。
「草茅」は草むら意で、転じて民間・在野の意。「危言」は正しいことを率直に言うこと。また、苦言・諫言。
【草茅之臣】そうぼうのしん
官職に就かない民間人。在野の人。
「草茅」は草むら・田舎。転じて、民間・在野・世間。
「草莽之臣」「市井之臣」