【瓦】 5画 (0)  2級


[音]
[訓] かわら
かわらけ
グラム

《意味》

  1. かわら。土を焼いて作り、屋根に敷くかわら。また、土を焼いて作った素焼きの土器。かわらけ。
  2. グラム。メートル法の重さの単位。
  3. 外国語の「ガ」の音に当てた用法。「瓦斯(がす)

【瓦解】がかい

一部分の崩れから、組織だっていた物事の全部が崩れて、ばらばらになること。
屋根瓦は一箇所が落ちるとその勢いで全部が崩れることから。
崩壊(ほうかい)

【瓦ガス

  1. 気体。
  2. 燃料として使われる気体。都市ガス・プロパンガスなど。
  3. 特に毒性のガス。
  4. おなら。屁。
  5. ガソリンのこと。
  6. 「ガス台」、「ガスコンロ」、「ガス灯」、「ガス糸」の略。

【瓦釜雷鳴】がふらいめい

賢者が相応の評価をされず、能力のない者が重要な地位についていばることのたとえ。
また讒言(ざんげん)が用いられることのたとえ。
「瓦釜」は素焼きの土製の釜で小人物のたとえ。「雷鳴」は大きな音を立てること。
安物の素焼きの釜が、雷のような大きな音を立てる意から。

【瓦石】がせき

  1. かわらと石。
  2. 価値のないもののたとえ。
「がしゃく」とも読む。
瓦礫(がれき)

【瓦全】がぜん

何もせずに生きながらえていること。むだに生きていること。
かわらのようなつまらないものが無事に保存されるという意から。
(せんぜん)
玉砕(ぎょくさい)

【瓦落落ち】がらおち

取引相場が急にひどく下がること。また、その状態。暴落。瓦落(がら)
「がらがらと崩れる」意。
「瓦落」はあて字。

【瓦落多】がらくた

役に立たない品物。値打ちのない品物。
「瓦落多道具」
「我楽多」とも書く。「我楽多」「瓦落多」は当て字。

【瓦礫】がれき

  1. かわらと小石。打ちくだかれたコンクリートのかけらや石ころなど。「瓦礫の山」
  2. あっても値うちのないつまらないもの。ものの役に立たないもの。
「瓦石」

【瓦】かわら

  1. 粘土を板状などの形にかためて蒸し焼きにしたもの。セメント・金属などを原料とするものもある。ふつう、屋根を葺くのに使う。
  2. 価値のないもの。
    (ぎょく)

【瓦葺(き)】かわらぶき

かわらで屋根をふくこと。また、その屋根。

【瓦】グラム

グラム。メートル法の質量の単位。
キログラムは「瓩」、ミリグラムは「瓱」で表す。ともに国字。

瓦級がいがきゅうせん

屋根の瓦と階段の敷き瓦のこと。
「級」は階段、きざはしのこと。「甎」は敷き瓦の意。

【土崩瓦解】どほうがかい

物事が根底から崩れ、手の施しようのない状態になること。
土が崩れ瓦がバラバラに壊れて散り散りになる意から。
「瓦解土崩」ともいう。

【陶犬瓦鶏】とうけんがけい

外見は立派だが何の役にも立たないもののたとえ。
焼き物の犬と、素焼きのニワトリの意。
「瓦鶏陶犬」ともいう。

【煉瓦】れんが

粘土に砂・石灰などをまぜて練り、型に入れて成形したのち、(かま)で焼き上げたもの。ふつう、直方体(21㎝×10㎝×6㎝)の赤褐色の赤れんがをいう。土木建築用材料。

瓦】ろうが

女の子がうまれること。
「弄瓦の喜び」
生まれた女の子に瓦(土製の糸巻)を与えて手芸が巧みになるようにと願ったことから。
(ろうしょう)

《コメント》

度量衡メートル法の漢字をまとめると以下の表のような感じになる。
マイクロ
(×1/1000,000)
ミリ
(×1/1000)
センチ
(×1/100)
デシ
(×1/10)
  デカ
(×10)
ヘクト
(×100)
キロ
(×1000)
 
(×1000,000)

(マイクロメートル)

(ミリメートル)

(センチメートル)

(デシメートル)

(メートル)

(デカメートル)

(ヘクトメートル)

(キロメートル)
-
-
(ミリリットル)

(センチリットル)

(デシリットル)

(リットル)

(デカリットル)

(ヘクトリットル)

(キロリットル)
-
-
(ミリグラム)

(センチグラム)

(デシグラム)

(グラム)

(デカグラム)

(ヘクトグラム)

(キログラム)

(トン)

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