【亀】 11画 (0)  準1級

旧字 16画 (0) 1級


[音]
  キュウ
  キン
[訓] かめ
  あかぎれ
   

《意味》

  1. かめ。動物の名。腹と背を六角形のひびのある甲らにおおわれ、四つの足と、首尾は甲らの中にひっこめることができる。「亀卜」。
  2. ひびわれ。割れめができる。「キン」の音は釁(割れめ)に当てたもの。

【亀】かめ

爬虫類かめ目の動物の総称。からだは平たく、背はかたい甲羅でおおわれ、その中に頭と四肢と尾をかくすことができる。
おもに、海水や淡水にすむが、象亀は陸にすむ。卵生。すっぽん・たいまい・いしがめなど。
Wikipediaカメ

【亀の甲より年の功】かめのこうよりとしのこう

長年積んだ経験の価値は何よりも尊いというたとえ。
「甲」と「功」の音が通じるところからしゃれて言う。
「功」は「劫」とも書く

【亀の年を鶴が羨む】かめのとしをつるがうらやむ

欲には際限がないことのたとえ。
千年の寿命を保つという鶴が、万年の寿命を保つという亀を羨ましがるの意。

【亀鑑】きかん

人の行いの手本。模範。(かがみ)
「亀」は占いに用いるもの、「鑑」はかがみの意で、行動の規準となるものを意味する。

【亀毛兎角】きもうとかく

この世にあり得ない物事のたとえ。
ウサギの角とカメの毛。
白馬角」「角亀毛」

【亀手】きんしゅ・きしゅ

あかぎれの手。寒さでひびわれた手。
かめのこ模様の亀裂の生じた手と解すればキシュと読んでもよい。

【亀鏡】きけい・ききょう

手本。模範。亀鑑。

【亀筮】きぜい

カメの甲羅と筮竹(ぜいちく)(占いに使う細い竹製の棒)。
また、それを使う占い。

【亀甲】きっこう

  1. カメの甲羅。
  2. カメの甲羅をかたどった六角形、またそれが前後左右につながっている模様。亀甲形。

【亀きぼく

亀の甲を焼いて、そこにできる割れめの状態によって吉凶を判断する。

【亀毛角】きもうとかく

この世にあり得ない物事のたとえ。
カメの甲羅に毛は生えないし、ウサギの頭には角は生えないことから。
烏白馬角(うはくばかく)亀毛蛇足(きもうだそく)

【亀裂】きれつ・きんれつ

  1. 〔きれつ〕ひび割れ。さけめ。人間関係のヒビ。
    「花瓶に亀裂が入る」「夫婦間に亀裂が入る」
  2. 〔きんれつ〕手足のひびぎれ。あかぎれ。

【御亀】おかめ

  1. おかめ「2.」をかたどった面。おたふく。
  2. 太って(ひたい)(ほほ)が出ていて、鼻が低く、丸い、女性の顔。また、その女性。おたふく。
    顔だちの悪い女性をあざけって言う語。
  3. 「おかめそば」「おかめうどん」の略。

【鶴は千年亀は万年】つるはせんねんかめはまんねん

寿命が長く、めでたいことのたとえ。

【鶴亀】つるかめ

  1. つるとかめ。共に長寿で、めでたいものとされる。
  2. 《感動詞》縁起直しに言うことば。

【盲亀浮木】もうきふぼく

出会うことがきわめてむずかしいこと。困難な出会い。
また、仏の教えに会うことのむずかしさやめったにない幸運にめぐりあうことのたとえ。
大海中に住んで百年に一度出て来る盲目のかめが、浮木に出会ってその穴にはいる意から。
「このアイデアを採用してくれる会社を探すのは盲亀浮木のようなものだ」
千載一遇(せんざいいちぐう)曇華一現(どんげいちげん)

《字源》

カメの象形文字。
「龜」の甲骨文字。

《字体》

旧字「龜」の書き方・書き順は難しいですが、慣れれば綺麗に書けます。

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