【掬】 11画 扌(8) 準1級
[音] | キク |
[訓] | すくう |
むすぶ |
《意味》
すくう。片手または両手をまるくして、その中へ水をすくいとる。また、手のひらをまるめて、その中にのせる。「掬水」
【掬する】きくする
【掬う】すくう
【掬ぶ】むすぶ
掌を合わせて水をすくいあげる。
【足を掬う】あしをすくう
相手のすきにつけ込んで失敗させる。
【一掬】いっきく
【同じ流れを掬ぶ】おなじながれをむすぶ
お互いに縁のある間柄であることのたとえ。
同じ川の水を手ですくって飲む意。
「一樹の陰一河の流れも多生の縁」
【小股掬い】こまたすくい
《字源》
声符は「匊(きく)」で、「掬」の初文(最初の形)。
「匊」は「勹+米」で、「勹」は人が身をかがめて物を取る横向きの形。
:「匊」の金文。身をかがめて物を受ける形。