7画 (4) 準1級

同字【汲】


[音] キュウ
[訓]

《意味》

  1. くむ。水をくみあげる。
  2. いそがしい。せわしい。

【汲汲】きゅうきゅう

一つのことに休まず専念するようす。心にゆとりを持たず一つのことに努めるようす。
多少軽蔑の気持ちを含めて使う。
「金儲けに汲汲とする」「保身に汲汲とする」

【汲む】くむ

  1. 水などを柄杓(ひしゃく)(おけ)などですくって取る。また、水道などによって容器にうつし入れる
  2. 酒・茶などを飲むための器に注ぎいれる。また、それを飲む。「お茶を汲む」
    酒の場合は「酌む」と書く。
  3. 思想・流儀・系統などを受け継ぐ。「表現主義の流れを汲む」

【採薪汲水】さいしんきゅうすい

自然に囲まれた環境で質素に暮らすこと。
山で(たきぎ)を集め、谷川の水を()むという意から。
悠悠自適(ゆうゆうじてき)」「竿風月(いっかんふうげつ)」「負薪汲水(ふしんきゅうすい)

孜孜汲汲】ししきゅうきゅう

飽きることなく努力を重ねるさま。

《字源》

声符は「及(きゅう)「及」「人(ゆう)「又」は手。
「及」は後ろより手を延ばして、前の人に追い及ぶ形。

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