10画 (4) 準1級

減画略字


[音] キュウ
[訓] おい

《意味》

おい。書物などを入れて背負う箱。おいばこ。

【笈】おい

修験者(しゅげんじゃ)行脚僧(あんぎゃそう)などが、仏具・衣服・書籍・食器などを入れて背負う箱。
「きゅう」とも読む。

【笈を負う】きゅうをおう

勉学のため遠く故郷を離れる。
(おい)を背負って他郷に行く意から。

【書笈】しょきゅう

書物を入れて、背負うようにつくってある箱。

【負笈】ふきゅう

書物を入れた(おい)を背負って遠隔地へ勉学に出ること。遊学。

《字体》

「及」の部分は、隷書の頃より「及」で、手書きの楷書でと書かれた例はない。
「笈」も同様で、と書いて差し支えない。

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