減画略字【】
[音] | キュウ |
[訓] | おい |
《意味》
おい。書物などを入れて背負う箱。おいばこ。
【笈】おい
修験者・行脚僧などが、仏具・衣服・書籍・食器などを入れて背負う箱。
「きゅう」とも読む。
【笈を負う】きゅうをおう
勉学のため遠く故郷を離れる。
笈を背負って他郷に行く意から。
【書笈】しょきゅう
書物を入れて、背負うようにつくってある箱。
【負笈】ふきゅう
書物を入れた笈を背負って遠隔地へ勉学に出ること。遊学。
《字体》
「及」の部分は、隷書の頃より「及」で、手書きの楷書で「」と書かれた例はない。
「笈」も同様で、「」と書いて差し支えない。