【兇】 6画 (4) 準1


[音] キョウ
[訓] わる
おそれる

《意味》

  1. 恐ろしい悪者。恐ろしい。こわい。
  2. おそれる。「恐」に当てた用法。
「凶」が書き換え字。

【兇悪】きょうあく

性質がひどく残忍なようす。
「兇悪な犯人」
「凶悪」に書き換えられる。

【兇漢】きょうかん

人に危害を加える悪者。悪漢。
「凶漢」に書き換えられる。

【兇器】きょうき

人を殺傷するために使用する道具。また、人を殺傷したときに使用した道具。凶具。
「凶器」に書き換えられる。

【兇行】きょうこう

残忍で凶悪な犯行。「凶行の現場」
「凶行」に書き換えられる。

【兇刃】きょうじん

凶悪な者がふるった刃物。凶行に使った刃物。
「暴徒の凶刃に倒れる」
「凶刃」に書き換えられる。

【兇弾】きょうだん

凶悪な者が撃った弾丸。
「凶弾」とも書く。

【兇徒】きょうと

凶悪なことをする悪者。また、暴動・騒乱などを起こす仲間。暴徒。
「凶徒」とも書く。

【兇変】きょうへん

ひどく不吉な、普通でないできごと。
「兇変が起こる」
「凶変」に書き換えられる。

【兇暴】きょうぼう

残忍で乱暴なようす。
「兇暴な性質をあらわす」
「凶暴」に書き換えられる。

【元兇】げんきょう

悪事をたくらんだ中心人物。また、悪いことを引き起こした、一番大きな原因。
「それがすべての元兇だ」
「元凶」に書き換えられる。

《字源》

(じん)
「凶」は胸に「メ」形の入れ墨をした形。
横死者などの胸に「メ」形の入れ墨を加えて、その邪霊を鎮める意。
その下に人をつけ、胸の部分を強調した字。

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