交換略字【】
[音] | キン |
[訓] | わずかに |
わずか |
《意味》
わずかに。ほんのすこし。
【僅僅】きんきん
数量がごく少ないさま。わずか。ほんの。
「申込者は僅僅三名に過ぎない」「僅僅五日間で竣工した」
【僅差】きんさ
わずかな差。
「僅差で負ける」
【僅少】きんしょう
わずかなようす。ほんの少し。
「僅少の差で勝つ」「残部僅少」
【僅か】わずか
「纔か」とも書く。
《字体》
「」の部分は、漢代隷書や唐代楷書から「」の形で書かれていて、『五経文字』など唐代正字以外は「」で書かれたもの見られない。
常用漢字「勤」「謹」は唐代楷書を採用しており、表外漢字の「懃」「僅」「饉」などもそれに倣って書いても差し支えない。