【巾】 3画 巾(0) 準1級
[音] | キン |
[訓] | ふきん |
かぶりもの | |
きれ |
《意味》
俗に幅の代用字として用いるが別字。冪(同じ数の相乗積)の代用字として用いるが別字。
【巾幗】きんかく
中国で、婦人のずきん。転じて、婦人。
「巾幗詩人(=女流詩人)」
【巾箱】きんそう
【巾箱之寵】きんそうのちょう
箱に入れて常に傍らに置き、離すことのできないもののたとえ。
「巾箱」は側に置いて書物などを入れる布張りの小さな箱。手文庫の一種。
【巾着】きんちゃく
【巾子】こじ
後頭部が高くなるように髪を結って、そのもとどりをはさむ布。
根本にかんざしを挿して冠が取れないようにした。
【巾子形】こじかた
敷居のない門の中央に据えて、扉が外側に開くのを防ぐ石。外側が高く、内側が低い。
冠の巾子に似た形であるところから。
【苧屑頭巾】おくそずきん
植物カラムシの茎で作った、頭全体を包む頭巾。鷹匠・猟師などが用いた。からむし頭巾。おがら頭巾。おくそ頭巾。
「『もののけ姫』で猟師が苧屑頭巾かぶってます。」
「ほくそずきん」とも読む。
【手巾】しゅきん
【頭巾】ずきん
【兜巾】ときん
修験道の山伏がかぶる小さな布製のずきん。
「頭巾」とも書く。
【布巾】ふきん
食器などを拭くための布。