10画 (8) 準1級

基本字【倶】


[音]
[訓] とも
 

《意味》

  1. ともに。ともにする。いっしょにいく。
  2. 梵語・外国語「く」の音訳に用いられる。

【倶伎羅】くきら

  1. インドに棲む鳥。ホトトギスに似る。全身黒色で姿は醜いが鳴き声は美しい。
  2. ホトトギスの別称。
「拘耆羅・拘枳羅」とも書く。

【倶生神】くしょうじん

インド神話から仏教に受け継がれた神。誕生から死に至るまで人間の両肩に乗ってその行為を記録し、閻魔(えんま)王に報告するという。女神「同生」が悪を記録し、男神「同名」が善を記録する。

【倶楽部】くらぶ

研究や交際などで、共通の目的を持つ人々がつくった団体。また、その集会所。
「記者倶楽部」
英語のclubを音訳と「倶に楽しむ部」という意訳を兼ねてつくった語。

【倶利迦羅・倶羅】くりから

  1. 「倶利羅竜王」の略。竜王の一つ。その形像は、岩の上に立てた剣に黒竜が巻きつき、その切っ先をのむ勢いを示し、その背後に火炎が燃え上がっている。不動明王の変化した姿。
  2. 「倶利羅紋紋」の略。背中にほった「倶利羅竜王」の入れ墨。また、一般に、入れ墨(をした人)。

【倶発】ぐはつ

同時に起こること。また、二つ以上の犯罪が同時に発覚すること。

【倶に】ともに

いっしょに。また、同時に。
「倶に遊び倶に学ぶ」

【不倶戴天】ふぐたいてん

相手を生かしてはおけないと思うくらいに深い恨み憎しみがあること。また、敵対し合っていて、共存できない間柄であること。
「倶に天を戴かず」が書き下し文。

《字体》


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