10画 (7) 準1級

異体字【屑】


[音] セツ
[訓] いさぎよ
くず

《意味》

  1. くず。小さい破片。細かいさま。役に立たないもの。
  2. いさぎよい。快く思う。

【屑】くず

  1. 無用な物として切りはなされたり、ちぎれたり、こわれたりして、役に立たなくなったもの。
  2. 役立つものやよいものが選び抜かれたあとに残った、つまらないもの。役に立たない人。つまらない人。かす。

【屑米】くずまい

精米するときに砕けた米や虫のついた米。

【屑屑】せつせつ 

  1. こせこせするようす。小事にこだわるさま。「屑屑としたつまらない男」
  2. せわしく働くようす。「屑屑と家業に励む」
  3. 雨などが細かく降るようす。「屑屑として軒を濡らす」

【大鋸屑】おがくず

大鋸(おが)やのこぎりで材木をひいたときに出るくず。のこくず。ひきくず。

【玉屑】ぎょくせつ

  1. 玉を砕いた粉末。不老不死の仙薬という。
  2. 詩文のすぐれた句節をほめていう語。佳句。
  3. 雪の異名。(ぎょくじん)。玉雪。
    「玉屑紛紛」

【竹頭木屑】ちくとうぼくせつ

  1. 一見役に立たないもの。
  2. 一見役に立ちそうにないものでも役立つかもしれないから、おろそかにしてはいけないという戒め。
    些細なことをもゆるがせにしないたとえ。
(しん)陶侃(とうかん)が竹の切れ端や木の切りくずを保存しておいて、後で役だてたことから。

【不屑】ふせつ

  1. 物事を軽率にやらないこと。あくせくしない。こと
  2. 重視しないこと。気にかけないこと。

【藻屑】もくず

海中の藻のくず。
「(海の)藻屑となる」・・・水難や海難で死ぬ。

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