[音] | クツ |
[訓] | いわや |
ほらあな |
《意味》
【窟】いわや
「岩屋」とも書く。
【岩窟・巌窟】がんくつ
岩がえぐれてできた、大きな(横)穴。岩穴。石窟。洞窟。岩屋。
【鬼窟】きくつ
【狡兎三窟】こうとさんくつ
身を守るのに極めて用心深いことのたとえ。
困難や災難を逃れるのが巧みであることのたとえ。
「狡兎」はすばしこく狡賢いウサギのこと。
すばしこく狡賢いウサギは、いざというときのために三つの隠れ穴を持っているという意から。
「狡兎三穴」
【巣窟】そうくつ
【洞窟】どうくつ
崖や岩にできた深い穴。ほら穴。洞穴。
「洞窟探険」
【理窟】りくつ
「理屈」に書き換えられる。
《字源》
声符は「屈(くつ)」。
「屈」の「尸」の部分は獣の上体の形、「出」の部分は尻尾を丸めている形。
尾を屈することは屈服の意思表示であるので、屈服・屈従の意となる。
そして、獣が尻尾を丸めてひそむ穴蔵を「窟」という。