【圭】 6画 (3)  準1級


[音] ケイ
[訓] たま
かどだ

《意味》

  1. 天子が領土を与えたしるしとして、諸侯に与える玉器。上部がとがり、下部が四角な玉。
  2. かど。きちんとかど目がたっているさま。転じて、すっきりしたさま。また、かどだつ。「圭角」

【圭角】けいかく

言語・動作・性格などが円満でなく角ばって親しめないこと。かど。
「圭角が取れる」

【圭璋】けいしょう 

儀式のとき、飾りに用いる貴重な玉。

【圭復】けいふく

人から来た手紙をくり返して何度も読むこと。
南容が「詩経」の白圭(はっけい)の詩をくり返して何度も読んだ故事から。

【圭】たま・けい 

古代中国の儀礼用の玉器の一。天子が諸侯や使者のしるしとして与え、また、祭祀(さいし)などに用いた。下が四角柱で、上部がとがっている。

【刀圭】とうけい 

  1. 薬を盛るさじ。
  2. 医術。また、医者。
    「刀圭家とは医者のこと」

【土圭】どけい・とけい 

中国周代の日時計。時間を知り暦を作るために、初めは一定の高さの土盛りをしたり、棒を立てたりして、その日影の長さを測った。のち、金属や宝石で作った。
日本語の「とけい(時計)」は、その借用語。

《字源》

圭玉の形。
上部がとがり、下部が四角な玉。
「圭」の金文。

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