【隙】 13画 (10) 準1級


[音] ケキ
ゲキ
[訓] すき
ひま

《意味》

  1. すき。ひま。すきま。用事がなくてあいている時間。あいている空間。
  2. 人間関係・国際関係のすきま。仲たがい。また、争い。

【隙駒】げきく

月日の過ぎ去ることのはやいこと、人生の短いことのたとえ。駒隙。
戸のすきまからちらと見える、はやく走る馬の意。
隙駟(げきし)」(「駟」は、四頭だての馬車)
()(げき)を過ぐるが如し」「白駒(はっく)(げき)を過ぐ」「(ひま)行く(こま)」「隙の駒」ともいう。

【隙孔】げっこう 

せまいすきま。

【隙意】げきい

心がふれあわず、お互いの気持ちにすき間のあること。不和の心。

【隙】すき

  1. 物と物との間。間隙。あいている部分。余地。
  2. 気持ちのゆるみ。油断。乗ずべき機会。
  3. 時間の合間。ひま。
「透き」とも書く。

【隙間】すきま

  1. 物と物との間。あいている場所。すき。
  2. 物事のきれめ。あいた時間。あいま。ひま。
「透き間・空き間」とも書く。

【隙】ひま

  1. 物と物との間。すきま。
  2. 手の空いてる時間
  3. 人間関係にできたすきま。不和。

【暇隙】かげき

ひま。いとま。余暇。

【間隙】かんげき

  1. あいだ。すきま。また、ひま。
  2. 油断。気のゆるみ。すき。
  3. へだたり。不和。
《間隙を生ずる》かんげきをしょうずる
  1. すきまができる。
  2. 仲が悪くなる。

【騏驥過隙】ききかげき

ほんの一瞬の出来事。また、時の過ぎることがきわめてはやいことのたとえ。
もともと人の命の短さ、はかなさをいった言葉。
「騏驥」は一日に千里を走るという駿馬(しゅんめ)
「過隙」は戸の隙間の向こう側を駆け抜ける意。
白駒(はっく)過隙」
「隙駒」

【空隙】くうげき

  1. 物と物との間のすき間。間隙。
  2. ひまな時間。

【穴隙】けつげき

あな。すきま。
《穴隙を鑽るけつげきをきる
男女がひそかに相通ずる。密通する。
塀や垣に穴をあけて、こっそりのぞく意から。

【寸隙】すんげき

  1. ごくわずかな暇。寸暇。
  2. わずかなすき間。

【手隙】てすき

仕事の区切りがついたりして、手があいていること。
「お手隙なら手伝ってくださいませんか?」
「手透き」とも書く。

【農隙】のうげき

農事のひま。農作業の合間。農間。農閑期。

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