【隙】 13画 阝(10) 準1級
[音] | ケキ |
ゲキ |
[訓] | すき |
ひま |
《意味》
「郤」
【隙駒】げきく
月日の過ぎ去ることのはやいこと、人生の短いことのたとえ。駒隙。
戸のすきまからちらと見える、はやく走る馬の意。
「隙駟」(「駟」は、四頭だての馬車)
「駟の隙を過ぐるが如し」「白駒隙を過ぐ」「隙行く駒」「隙の駒」ともいう。
【隙孔】げっこう
せまいすきま。
【隙意】げきい
心がふれあわず、お互いの気持ちにすき間のあること。不和の心。
【隙】すき
「透き」とも書く。
【隙間】すきま
「透き間・空き間」とも書く。
【隙】ひま
【暇隙】かげき
ひま。いとま。余暇。
【間隙】かんげき
《間隙を生ずる》かんげきをしょうずる
- すきまができる。
- 仲が悪くなる。
【騏驥過隙】ききかげき
ほんの一瞬の出来事。また、時の過ぎることがきわめてはやいことのたとえ。
もともと人の命の短さ、はかなさをいった言葉。
「騏驥」は一日に千里を走るという駿馬。
「過隙」は戸の隙間の向こう側を駆け抜ける意。
「白駒過隙」
「隙駒」
【空隙】くうげき
【穴隙】けつげき
あな。すきま。
《穴隙を鑽る》けつげきをきる
男女がひそかに相通ずる。密通する。
塀や垣に穴をあけて、こっそりのぞく意から。
【寸隙】すんげき
【手隙】てすき
仕事の区切りがついたりして、手があいていること。
「お手隙なら手伝ってくださいませんか?」
「手透き」とも書く。
【農隙】のうげき
農事のひま。農作業の合間。農間。農閑期。