【袴】 11画 (6) 準1級


[音]
[訓] はかま
  ももひき

《意味》

ズボンのようにまたがわれた衣服。
はかま。和服で、着物の上につけて腰から足首までをおおう、ひだのある物。

【袴】はかま

  1. 和装で、着物の上にはき、下半身を覆う、たっぷりしたひだのある筒状の衣服。
  2. 草の茎をおおっている皮。
    「ツクシの袴」
  3. 酒の徳利(とっくり)を据えておくための、升形または筒状の器。

【袴着】はかまぎ

幼い男児または女児が初めてはかまをつける祝いの儀式。着袴(ちゃっこ)

【紺屋の白袴】こうやのしろばかま

仕事や他人のことで忙しく、専門の自分のことをする暇がないたとえ。
また、人にはうるさく言うが自分に関しては何もできていないことのたとえ。
「紺屋」は「こんや」の転じた言い方で、染物屋のこと。
その染物屋が仕事が忙しくて、自分の袴を染める暇がなく、白い袴のままでいることから。
「医者の不養生」
「紺屋」は「こうや」とも読む。

《字源》

声符は「夸(こ)
「夸」(また)下の切れ上がっているところ。

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