9画 (6) 準1級


[音] コウ
[訓] ちまた

《意味》

ちまた。まち。世間。町や村の通路。小路。

【巷間】こうかん

ちまた。世間。まちなか。
「巷間に伝えられる

【巷こうじん

世俗の汚れ。俗塵。
「巷塵に(まみ)れる」

【巷説】こうせつ

世間のうわさ。風説。
「街談巷説」
「巷談」「風説」

【巷談】こうだん

世間のうわさ話。

【巷】ちまた

  1. 道の分かれる所。分かれ道。(つじ)
  2. 物事の境目。分かれ目。
  3. 町の中の道路。街路。また、にぎやかな町の通り。まちなか。「巷の声」
  4. 大勢の人がある物事をする場所。ところ。「戦乱の巷」
「岐・衢」とも書く。

【街談巷語】がいだんこうご

世間のつまらないうわさ。
「街談」「巷語」ともに町のうわさの意で、あてにならない、いい加減なうわさ話のことをいう。
「街談巷説」「街談巷議」「流言蜚語(りゅうげんひご)」「道聴塗説(どうちょうとせつ)

【門巷隘】もんこうてんあい

門前などに人がいっぱい()めかけること。
「巷」は門前の小道。
門と巷が人でうずまって狭くなることから。
門巷塡集(もんこうてんしゅう)

【柳巷花街】りゅうこうかがい

遊里。遊郭。花柳界。
昔、色町には多く柳が植えられていたことから。
「花街柳巷」とも書く。
柳陌花街(りゅうはくかがい)」「花柳狭斜(かりゅうきょうしゃ)」「路花墻柳(ろかしょうりゅう)」「路柳墻花(ろりゅうしょうか)」「花柳の(ちまた)」「狭斜の巷」「紅灯(こうとう)の巷」「脂粉(しふん)の巷」

【閭巷】りょこう

村里。また、ちまた、民間。

【陋巷】ろうこう

狭苦しいちまた。むさくるしい町。

【≪戻る】【トップページへ戻る】【進む≫】