【些】 7画 (5) 準1級


[音]
[訓] いささ
すこ

《意味》

いささか。少しであるさま。細かい。

【些か】いささか

すこし。わずかばかり。少々。
「些か驚いた」
「聊か」とも書く。

【些些】ささ

ほんのわずかなようす。少しばかりのようす。
「些些たる贈り物」
「微微」「些細」「些少」

【些細】ささい

取るに足りないほどわずかであるようす。たいしたことではないようす。
「些細なことで大騒ぎするな」
「瑣細」とも書く。

【些事】さじ

取るに足りないこと。ささいなこと。つまらないこと。小事。
「日常の些事」
「瑣事」とも書く。

【些少】さしょう

数量・程度などがきわめてわずかなこと。ほんの少し。
「些少な金額」
「瑣少」とも書く。

【些末】さまつ

重要でない、ちょっとしたこと。取るに足りないこと。
「些末な事柄にこだわる」
「瑣末」とも書く。

【些し】すこし

数量・程度などが少ないようす。わずか。少々。やや。ちょっと。
「少し」とも書く。

《字体》

の初唐標準字体はで、『康煕字典』が「此」を正字とするまで、手書きの楷書ではこの字体で書かれてきた。
「些」も同様になどと伝統的に書かれてきた。
現在はと書くのが一般的だが、つくりは(か)ではなく(ひ)と、カタカナの「ヒ」と同様に書くのが正しい。
:1画目は左から右へ。最終画もはねない。

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