【哉】 9画 口(6) 準1級
[音] | サイ |
[訓] | かな |
や | |
か |
《意味》
【哉】かな
~だなあ。感動・詠嘆の助動詞。多くは古語。
【哉】や
~か。疑問・反語の助動詞。多くは古語。
【快哉】かいさい
胸がすっとするように気持ちがいいこと。痛快なこと。
「快哉を叫ぶ」
【善哉】ぜんざい
【誰哉行灯】たそやあんどん
《字源》
「(さい)+口」。
「」は、「戈(か)」に呪飾として「才(字形中の十)」を加えた形で、「戈」を使用するために清める儀礼。聖化する意がある。
「口」は祝詞を収める器の「(さい)」で、更に祝詞を奏したものと思われる。
それで、「事始め」の意に用いる。
金文では「哉・載」を「はじめ」の意に用いている。
:「才」の甲骨文字。「(さい)」を木に掛けた形。
:「」の甲骨文字。「戈」に「才」を加えた形。