【撒】 15画 (12) 準1級


[音] サツ
サン
[訓]
 

《意味》

まく。まき散らす。「散」
「散」に書き換えられるものがある。「撒」は通常「サツ」と音読するが、慣用的に「サン」と読むものが「散」に書き換えられている。

【撒・撒児サルサ

ユリ科のつる性落葉低木。熱帯アメリカ原産。根を乾燥させ、利尿・梅毒・皮膚病などの薬にする。

【撒水】さんすい

水をまくこと。「撒水車」
「さっすい」の慣用読みで、「散水」に書き換えられる。

【撒布】さんぷ

一面にまきちらすこと。振りまくこと。「農薬を撒布する」
「さっぷ」の慣用読みで、「散布」に書き換えられる。

【撒き餌】まきえ

鳥や魚を寄せ集めるためにえさをまくこと。また、そのえさ。

【撒く】まく

  1. あちこちにまき散らす。配る。「ビラを撒く」
  2. 連れや尾行者を途中ではぐれさせる。「探偵を撒く」

撒】ミサ

ミサ。キリスト教の儀式。またそのときに用いられる曲、ミサ曲の略。

《字源》

声符は「散(さん)
「散」+(ぼく)は筋肉の形。上部が腱で「月」が肉。
は手で打つ形で、「散」は筋肉を打って柔らげることをいう。たたいてほぐす意から、ちらす意になる。
「撒」はそれをまき散らす意。

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