【篠】 17画 (11) 準1級


[音] ショウ
[訓] しの

《意味》

しの。竹の一種。

【篠竹】ささたけ

小さい竹類の総称。「(しの)1.」に同じ。
竹」とも書く。
「しのだけ」とも読む。「すずたけ」と読めば別の意になる。

【篠】しの

  1. 茎が細く、群がり生えるタケササ類の通称。メダケ・アズマネザサなど。
  2. 篠笛(しのぶえ)」の略。「1.」で作った穴の七つある横笛。
《篠を突く》しのをつく
雨が激しく降るようすの形容。

【篠しのざさ

篠竹(しのだけ)」に同じ。

【篠竹】しのだけ

小さい竹類の総称。「(しの)1.」に同じ。
「ささたけ」とも読む。
「すずたけ」と読めば別の意になる。

【篠突く雨】しのつくあめ

激しく降る雨。どしゃぶりの雨。篠つくような雨。
篠竹を束ねて突きおろすように、細いものが集中して飛んでくる意から。

【篠懸の木】すずかけのき

スズカケノキ科の落葉高木。球形の果実が鈴のようにたれ下がってなる。日本には明治初年に輸入され、多く街路樹として植えられている。プラタナス。
「鈴掛の木」とも書く。
植物園へようこそ!プラタナス

【篠竹】すずたけ

イネ科の多年草。雪が少なく湿度の高い山林中に群生する。すず。みすず。
「すずたけ・ささたけ」と読めば別の意になる。

【篠の子】すずのこ

細い(たけのこ)。特に、篠竹(すずたけ)(たけのこ)。細長く、食用にする。すず。(ささ)の子。

《字源》

声符は「條(条)(じょう)
「條」は細長い枝などをいう。
「條」「攸+木」
「攸」「人(水滴の形)+(ぼく)で、人の背後に水をかけ、(あら)う意で、身を清めること、みそぎをいう。
みそぎをすることを「修」といい、そのとき用いる枝を「條(条)といい、そのときの心情を「悠」という。
「攸」の甲骨文字。

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