同字【】
[音] | シャク |
ヒョウ |
[訓] | ひしゃく |
しゃくう |
《意味》
【杓】しゃくう
手やひしゃくなどで液体や粉などをすくい取る。しゃくる。
「網で金魚を杓う」
【杓子】しゃくし
飯をよそったり汁をすくったりする、柄のついた道具。
【杓子果報】しゃくしかほう
好運にめぐまれること。
食べ物を杓子に山盛りに分けてもらう意から。
【杓子定規】しゃくしじょうぎ
一定の基準・形式で他のすべてを律しようとすること。融通のきかないさま。
「杓子定規な役所仕事」
古くは杓子の柄は曲がっており、定規にならないのを定規の代用とするということから。
「四角四面」
「融通無碍」「臨機応変」
【杓子菜】しゃくしな
アブラナ科の越年草。原産地は中国。葉は杓子の形をし、主に漬け物にする。体菜(チンゲンサイ)。
【杓文字】しゃもじ
飯や汁をすくうのに用いる道具。特に、飯を盛る具。めしじゃくし。いいがい。へら。
【杓】ひしゃく
水をくみ取るための道具。木・竹・金属などの椀状の容器に長い柄のついたもの。
「柄杓」とも書く。
【御玉杓子】おたまじゃくし
【柄杓】ひしゃく
水をくみ取るための道具。木・竹・金属などの椀状の容器に長い柄のついたもの。
「杓」とも書く。
《字体》
「勺」の部分は「」と、中を「丶」で書くのが、手書きの楷書では一般的。
「勺」を含む「灼」「酌」「約」なども同様。