【綬】 14画 (8) 準1級


[音] ジュ
[訓] ひも
  くみひも

《意味》

  1. 官職をあらわす、色糸で編んだ組みひもの帯。
  2. [国訓]勲章をつりさげるひも。

【綬】ひも

  1. 官職の印を表す、色糸で編んだひもの帯。
  2. 勲章などを下げるひも。

【印綬】いんじゅ

身分や位階を表す官印と、それを結び下げる(くみひも)
《印綬を帯びる》いんじゅをおびる
官職に就く。任官する。
《印綬を解く》いんじゅをとく
官職を辞する。辞任する。

【黄綬褒章】おうじゅほうしょう

自己の業務に精励(せいれい)して他の模範となるような人に政府が与える褒章(ほうしょう)
黄色のリボンがついている。

【黄綬褒章】おうじゅほうしょう

自己の業務に精励(せいれい)して他の模範となるような人に政府が与える褒章(ほうしょう)
黄色のリボンがついている。

【解綬】かいじゅ

官職を辞すること。

【紅綬褒章】こうじゅほうしょう

自己の危険を顧みずに人命を救助した者に与えられる褒章。

【紺綬褒章】こんじゅほうしょう

公益のために多額の私財を寄付した者に与えられる褒章。

【紫綬褒章】しじゅほうしょう

学術・芸術上に優れた業績のあった人に国から与えられる、紫色のリボンのついた褒章。

【藍綬褒章】らんじゅほうしょう

発明・改良や社会福祉事業など、公益に尽くした人に国が与える、藍色のリボンのついた褒章。

【緑綬褒章】りょくじゅほうしょう

実業に精励し徳行に優れて人々の模範となる者に国が与える、緑のリボンのついた褒章。

【解綬】かいじゅ

官職を辞すること。

《字源》

声符は「受(じゅ)
金文の字形は偏が「索」
「綬」の金文。
「受」「舟(盤)を受け渡す形。
「爫(爪)」「又」が受け渡す側と受け取る側の手で、「冖」が盤に当たる。
「受」の甲骨文字。

《字体の問題》

「爫(爪)」を含む常用漢字のうち、「浮採」などは旧字体(正字)としてなどと書きますが、「愛瞬」は康煕字典からこの形で、などという形は見られません。
ですので、常用漢字表にない表外字の「曖舜」などもこのままの形でいいと思います。

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