【舜】 13画 舛(6) 準1級
旧字体【】
[音] | シュン |
[訓] | むくげ |
《意味》
【禹行舜趨】うこうしゅんすう
聖人の表面的な動作だけを見ならって、聖人としての実質がないこと。
聖天子の夏の禹王の歩き方と、舜帝の走り方の意から。
「禹歩舜趨」ともいう。
【尭鼓舜木】ぎょうこしゅんぼく
人の善言をよく聞き入れること。
尭帝の設けた太鼓と舜帝の立てた木札という意から。
中国の伝説上の聖王といわれる尭帝は、朝廷に太鼓を置き、自分を諫めようとする者にはこれを打たせた。同じく舜帝は木をたてて、これに自分に対する諫めの言葉を書かせた。
【尭舜】ぎょうしゅん
【尭風舜雨】ぎょうふうしゅんう
尭帝と舜帝の仁徳が天下に広く行き渡ったこと。徳のある帝の恩徳を風雨の恵みにたとえていったことば。
太平の時代を形容することば。
帝尭と帝舜の時代は、世の中が平和でよく治まり、天候も順調で、自然の恵みも多かったことから。
「尭雨舜風」「尭年舜日」「尭天舜日」「舜日尭年」
【尭年舜日】ぎょうねんしゅんじつ
尭や舜という聖天子をいただくような天下泰平の世をいう。
「尭風舜雨」
《字源》
正字は「䑞」。
殷の神話的祖神とされる舜の神像。
下に両足を垂れている形。
:「舜」の篆書。