【渚】 11画 氵(8) 準1級
減画略字【渚】12画 氵(9) 1級
[音] | ショ |
[訓] | なぎさ |
みぎわ |
《意味》
【渚鳥】すどり
「洲鳥・州鳥」とも読む。
【渚】なぎさ
川・海などの波の打ち寄せる所。波打ち際。
「みぎわ」とも読む。
【渚】みぎわ
陸地の水に接する所。みずぎわ。
「なぎさ」とも読む。
【汀渚】ていしょ
波打ち際。なぎさ。みぎわ。
《字源》
声符は「者(しゃ)」。「者(者)」は「曰(えつ)」(祝詞の入った器)の上に小枝を交えたものや土をかけて、埋めて隠している形。
古代の集落の周囲にめぐらした盛り土に、お札を埋め、外からの邪霊を遮蔽する意。
周囲にめぐらせた盛り土を「堵」といい、「者」は「堵」の元の字。
「者」に「聿(ふで)」を加えた形が「書」で、「堵」の中に埋め隠したお札の字のことをいう。
「渚」は土砂が打ち寄せるところをいう。
《字体》
「」の部分は、常用漢字の字体と同様に、点を省いた「」のように書くのが隷書の時代から主流で、手書きの楷書では点をつけたものは歴史的にも皆無。
「渚」も同様で、「」と書いても問題ない。