【捷】 11画 (8)  準1級


[音] ショウ
[訓]
はや

《意味》

  1. かつ。かち。戦いや狩りなどがうまくいく。また、そのこと。「勝」「克」
  2. はやい。動きがはやい。気転がきく。

【捷つ】かつ

戦いなどで相手を負かす。打ち破る。

【捷径】しょうけい

  1. 近道。早道。
  2. ある物事に通達する、てっとり早い方法。早道。
    「合格への捷径」「終南捷径」

【捷報】しょうほう

戦争や競技に勝ったしらせ。
「勝報」とも書く。
「敗報」

【捷い】はしこい

頭の回転や動作が素早い。すばしこい。機敏である。
「敏捷い」とも書く。

【捷い】はやい

ものの動きが速い。敏捷である。
「身のこなしが捷い」

【終南捷径】しゅうなんしょうけい

本来の手続きや試験を経ずに、官職に就くこと。
終南山には仕官への近道があるという意から。
長安の南にある終南山に入って修行するふりをすれば、名声が上がり、仕官しやすいという故事から。
「南山捷径」

【戦捷】せんしょう

戦争に勝つこと。かちいくさ。
「戦勝」とも書く。

【敏捷い】はしこい

頭の回転や動作が素早い。すばしこい。機敏である。
「捷い」とも書く。

【敏捷】びんしょう

頭の働き、動作がきびきびしてすばやいこと。
「敏捷な動きで敵を翻弄する」

《字源》

声符は「疌」で、髪を()いあげた婦人が、廟中の祭事に奔走する形。
上部は「妻」の上部と同じで、「妻」が儀礼のときの姿を表し「疌」の下部は足で奔走する姿を現す。

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