【擾】 18画 (15) 準1級


[音] ジョウ
[訓] らす
みだれる 
わずらしい
さわ

《意味》

  1. みだす。みだれる。ずるずるとかき回す。うるさく邪魔をして、みだす。「騒擾」「擾乱」
  2. わずらわしい。邪魔をしてうるさい。また、騒がしい。「擾擾」
  3. ならす。なれる。じゃれつく。また、じゃれるように、なつかせる。「擾化」

【擾化】じょうか

ならして感化を与える。

【擾害】じょうがい

乱し、損なうこと。
「改革は我が国を擾害するものだ」

【擾擾】じょうじょう

ごたごたと乱れるさま。
紛紛(ふんぷん)
「国会は擾擾とした」

【擾乱】じょうらん

安定した静かな状態が(さわがしく)みだれること。また、かきみだすこと。騒乱。
「成人式会場を擾乱する」
「激しい戦火により擾乱する」

【擾れる】みだれる

かきまわされて混乱する。邪魔をして乱される。

【喧擾】けんじょう

さわぎ乱れること。騒擾。

擾】じゅんじょう

  1. なれて親しくなること。柔順なこと。
  2. なれてなじむようにしむけること。

【騒擾】そうじょう

大勢で騒ぎを起こし、社会の秩序を乱すこと。騒乱。

【騒擾罪】そうじょうざい

〔法律で〕多人数が共同意思のもとに集まり、暴行または脅迫することにより成立する犯罪。
現在では騒乱罪という。

【煩擾】はんじょう

ごたごたと乱れること。騒々しいこと。(わずら)わしいこと。

【紛擾】ふんじょう

ごたごたともめること。もめごと。争い事。
「現代社会の紛擾から逃れる」

《字源》

正字はにつくり、(どう)声。「擾」は俗字。
は手足を挙げて舞い踊る形。
酒を飲んで乱れ騒ぐことを(どう)という。

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