【蝕】 15画 (9) 準1級


[音] ショク
[訓] むしば

《意味》

  1. むしばむ。
  2. 太陽や月が欠けること。
「食」に書き換えられるものが多い。

【蝕甚】しょくじん

日蝕または月蝕で、太陽または月がいちばん多く欠けた瞬間。また、その状態。
「食甚」に書き換えられる。

【蝕既】しょっき

日蝕または月蝕で、太陽または月が完全に欠けてしまう時。皆既食の始まる瞬間。第二接触。
「食既」に書き換えられる。

【蝕む】むしばむ

  1. 虫が食ってだめにする。虫に食われてだめになる。
  2. 虫が食うように、精神や肉体などが少しずつ侵される。
「虫食む」とも書く。

【皆既蝕】かいきしょく

日蝕や月蝕で、太陽や月の全面が隠される現象。
「皆既食」に書き換えられる。
部分蝕(ぶぶんしょく)

【金環蝕】きんかんしょく

日蝕の一種。見かけの大きさがやや小さい月が太陽の中央を覆い,黒い月の周りに太陽の光球が輪のように見える現象。
「金環食」に書き換えられる。

【月蝕】げっしょく

地球が太陽と月のあいだにきて、月が地球の影の中にはいるため、月の全部または一部が欠けてみえる現象。
「月食」に書き換えられる。

【侵蝕】しんしょく

  1. 虫が木の葉などを次第に食い尽くすように、次第におかし食いこむこと。
  2. 流水・海水・雨水・氷河・風などが陸地や岩石を少しずつ崩してゆくこと。「浸蝕2.」
「侵食」に書き換えられる。

【浸蝕】しんしょく

  1. 水がしみこんで物をそこなうこと。
  2. 流水・海水・雨水・氷河・風などが陸地や岩石を少しずつ崩してゆくこと。「侵蝕2.」
「浸食」に書き換えられる。

【日蝕】にっしょく

月が太陽と地球の間にはいって太陽光線をさえぎり、太陽の一部または全部を隠す現象。
「日食」に書き換えられる。

【腐蝕】ふしょく

  1. 腐って物の形がくずれること。くさらせて物の形をくずすこと。また、むしばまれること。むしばむこと。
  2. 薬品などの作用によって、金属がその表面から変質・消耗してゆく現象。「トタンが腐食する」
「腐食」に書き換えられる。

【部分蝕】ぶぶんしょく

太陽または月の一部だけ欠けて見える日蝕または月蝕。
「部分食」に書き換えられる。
皆既蝕(かいきしょく)

《字体》

食偏は常用漢字の食偏のように書くのが手書きでは一般的。
「蝕」と書くのがよい。

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