【訊】 10画 (3)  準1級


[音] シン
  ジン
[訓] たずねる
  たよ

《意味》

  1. たずねる。とう。
  2. おとずれる。たより。
「尋」に書き換えられるものがある。

【訊く】きく

相手に質問する。

【訊問】じんもん

  1. 質問を発して,強制的に返答させること。
  2. 裁判所・当事者が,証人・鑑定人などに対して問いただすこと。
「尋」に書き換えられるものがある。

【訊ねる】たずねる

上の者が下の者に問いただす。
「尋ねる」に書き換えられることがある。

【訊う】とう

取り調べる。罪を調べる。
責める。とがめる。問い()める。

訊】きくじん

罪人を問いつめて調べる。
鞠問(きくもん)」「訊問」
「鞫訊」とも書く

【審訊】しんじん

  1. 詳しく訊問(じんもん)すること。審問。
  2. 裁判所が訴訟当事者や訴訟関係人に,陳述の機会を与えること。

【問訊】もんじん

  1. 問いただすこと。訊問(じんもん)
  2. おとずれること。訪問すること。
  3. 禅宗で、体を曲げ合掌し口で安否を問う礼法。
  4. 降参すること。

《字源》

「訊/*[s]i[n]-s/BS/*sin/s/ZZは、義符「言」、声符「卂/*sins/ZZからなる形声文字。
甲骨文字は、「口」「卩」「糸」に従い、人を後ろ手に縛り、口で厳しく尋問する様子から成る会意字。
:甲骨文字。「卩」はひざまずく人の象形。
:金文。「卩」に足の象形「止」が加わり、「女」型に変形しているものが多くある。
「訊」は秦代にできた形声文字。

《字体》

旁の内部は、と2画目を止めずに撥ね抜いても可。

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