【厨】 12画 (10) 準1級

基本字【廚】 15画 广(12) 準1級


[音] チュウ
[訓] くりや
はこ

《意味》

  1. くりや。一定の所を仕切って設けた料理場。食物をたくわえておき、必要に応じてとり出してくる台所。「厨房」
  2. ひつ。物をしまっておき、出し入れする戸だな。「厨子」

【厨】くりや

調理をするところ。台所。

【厨子】ずし

  1. 物を入れる二枚とびらの戸棚。
  2. 仏像・経巻などを安置するための、堂の形をした仏具。(がん)
    「一基、二基~」と数える。

【厨芥】ちゅうかい

台所・炊事場から出る野菜・魚介などのくず。台所のごみ。
「あらゆる種類の厨芥が投げ捨てられている」

【厨房】ちゅうぼう

台所。料理室。調理場。くりや。
「男子厨房に入らず」

【行厨】こうちゅう

携帯用の食物。弁当。
「車中で行厨を食べる」

【書厨】しょうちゅう

  1. 本箱。
  2. ただ書を読むだけで、その意味を解せず活用できない人。

厨】ほうちゅう

台所。くりや。

【御厨】みくりや

  1. 古代・中世、供御(くご)・供祭用の魚介類・果物類を調進するために設けられた所領。
    内膳司所属のもの、伊勢神宮所属のものが著名。
  2. 神に供える食物を調理する所。

《字源》

声符は(ちゅう)には樹立の意があるがここでは関連性はないよう。

《字体》

基本字は「廚」だが、歴史的には「厨」の字体が多く書かれてきた。。

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