【凄】 10画 (8) 準1級


[音] セイ
[訓] すご
すご
すさまじい
さむ

《意味》

  1. すさまじい。冷たさや、寂しさが肌身にこたえるさま。
  2. すごい。ひどく激しい。
  3. さむい。氷雨の降りしくようにはださむい。

【凄い】すごい

  1. ぞっとするほど恐ろしく思う。たいそう気味が悪い。
  2. 常識では考えられないほどの能力・力をもっている。並はずれている。恐ろしいほどすぐれている。ぞっとするほどすばらしい。
  3. 程度がはなはだしい。

【凄腕】すごうで

人並みはずれた腕前。また、そのようなさまや人。
「凄腕の部長」
辣腕(らつわん)」「敏腕」

【凄まじい】すさまじい

  1. 恐ろしいほど激しい。ものすごい。
  2. 何ともいえず余りにおそろしい。ものすごい。
  3. あきれはてるほどひどい。余りに非常識だ。
    「これで観光都市とは凄まじい」

【凄艶】せいえん

ぞっとするほどあでやかなさま。なまめかしく美しいさま。
「凄艶な顔だち」
「妖艶」

【凄惨】せいさん

目をおおうほどむごたらしいこと。すごみを感じるほどむごたらしいこと。
「凄惨な事故現場」
「凄愴」「陰惨」
「悽惨」とも書く。

【凄凄】せいせい

  1. 冷たくものさびしいさま。冷ややかなさま。
  2. 寒く冷たいさま。風雨で寒冷なさま。

【凄凄切切】せいせいせつせつ

極めて物寂しいこと。また、極めてすさまじいこと。
冷たい秋風のたとえ。
「秋風落莫」

【凄切】せいせつ

身にしみて悲しさを感じること。

【凄絶】せいぜつ

非常にすさまじいこと。また、そのさま。
「凄絶な戦い」「凄絶をきわめる」
「悽絶」とも書く。

【凄然】せいぜん

寒く冷ややかなさま。
また、)ものさびしく、いたましいさま。

【凄楚】せいそ

身にしみてつらいこと。非常に悲しく思うこと。

【凄愴】せいそう

すさまじく、いたましいこと。また、そのさま。
「悽愴な戦争の跡」
「悽愴」とも書く。

【凄涼】せいりょう

ぞっとするほどものさびしいさま。

【凄寥】せいりょう

すさまじいまでにものさびしいさま。ぞっとするほどさびしいさま。
「凄寥たる光景」

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