【膳】 16画 (12) 準1級


[音] セン
  ゼン
[訓] そなえる
  かしわ

《意味》

  1. [国訓]ぜん。料理をならべる台。また、その台の上にのせた料理。取りそろえた料理。
  2. [国訓]食器に盛った飯を数えることば。(はし)の一対。
  3. [国訓]かしわで。昔、天皇の食事の料理をつかさどった人。
  4. そなえもの、神へのそなえもの。そなえる。
  5. 料理する、調理する。

【膳・膳夫】かしわで

  1. 食膳。食事。
  2. 古代、宮中で、天皇の食膳(しょくぜん)饗膳(きょうぜん)のことをつかさどった人。料理人。
古代、カシワの葉に食物を盛ったところから。

【膳羞】ぜんしゅう

食事。料理。ごちそう。
膳部(ぜんぶ)
「羞」は供え薦める意。

【膳部】ぜんぶ

  1. 膳にのせる料理。食糧。膳羞(ぜんしゅう)
  2. 食物を調理する人。料理人。調理人。

【客膳】きゃくぜん

客に出す食事。また、その膳。

【饗膳】きょうぜん

客をもてなすときの料理の膳。

【食膳】しょくぜん

食事のときに、食器や食べ物を載せる膳。また、膳に載せて出す食べ物。
「食膳に供する(=料理として出す)」
膳部(ぜんぶ)

【据え膳】すえぜん

  1. すぐ食べられるように用意された状態で前に出される食膳。
  2. 他の人にすっかり準備を整えてもらって、自分では手を下さないこと。他の人を働かせておいて、自分は何もしないこと。
  3. すっかり準備して、人がすぐ仕事などにとりかかれるようにしておくこと。
《据え膳食わぬは男の恥》すえぜんくわぬはおとこのはじ
女の方から誘惑してきたとき、それに応じないようでは男として恥だということ。

【配膳】はいぜん

食事の膳を客の前にくばること。
また、料理を盛りつけて、すぐに食卓に出せるように並べること。

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