【蘇】 19画 (16) 準1級


[音]
 
[訓] ふさ
  よみがえ

《意味》

  1. よみがえる。生き返る。「甦(そ)」
  2. 紫蘇(しそ)、シソ科の一年草。

【蘇士】スエズ

エジプト北東部の港湾都市。スエズ運河の南端にあり、紅海に面する。
Wikipediaスエズ」「外国地名の漢字表記一覧
「蘇素」とも書く。

【蘇枋・蘇芳・蘇方】すおう

  1. マメ科の落葉小高木。
    Wikipediaスオウ
  2. 「1.」の材から得た染料で染めた色。黒っぽい赤色。
    CMYK:56、88、61、0 RGB:121、52、73 16進:#793449  

【蘇格スコットランド

イギリス、グレートブリテン島北部およびヘブリディーズ・オークニー・シェトランドの各諸島を占める地方。
Wikipediaスコットランド」「外国地名の漢字表記一覧

【蘇門答剌】スマトラ

インドネシア西部、大スンダ列島西端の島。世界第6位の大島。
Wikipediaスマトラ島」「外国地名の漢字表記一覧

【蘇生】そせい

  1. 息の絶えたものが再び息をすること。生き返ること。
  2. 生き返ったように元気を取り戻すこと。
復活(ふっかつ)」「更生(こうせい)」「回生(かいせい)」「再生(さいせい)
「甦生」とも書く。

【蘇張】そちょう

中国、戦国時代のすぐれた遊説家である蘇秦と張儀。転じて弁舌のすぐれた人。雄弁家。
「蘇張の弁(=弁舌がすぐれて巧みなこと。雄弁。)」

【蘇鉄】そてつ

ソテツ科の常緑低木。名は、枯れかかったときに鉄釘を打ち込むとよみがえるというのに由来。
Wikipediaソテツ
「鳳尾松,鉄樹、鉄」とも書く。

【蘇維埃】ソビエト

  1. 旧ソビエト連邦の評議会。労働者・農民・兵士の代表で構成された。
    Wikipediaソビエト
  2. 「ソビエト社会主義共和国連邦」の略。ソ連。
    Wikipediaソビエト連邦

【蘇民書札】そみかくだ

山伏(やまぶし)修験者(しゅげんじゃ)などのこと。
美加久堂」とも書く。

【蘇婆訶】そわか

仏語。幸あれ、祝福あれ、といった意を込めて、陀羅尼(だらに)呪文(じゅもん)などのあとにつけて唱える語。そばか。
婆訶」とも書く。

【蘇る】よみがえる

  1. 死んだものが生き返る。
  2. 一度消え失せたものが再びあらわれる。以前の(活気のある)状態を取りもどす。
「甦る」とも書く。

里蘇那】アリゾナ

アリゾナ。アメリカ合衆国の西部の州。南はメキシコと国境を接する。砂漠・山岳が多い。銅・鉛を産出。州都フェニックス。1912年四八番目の州になった。

【紫蘇】しそ

シソ科の一年草。暗紫色の葉は梅干とともにつける。実・花・葉ともに薬味などに用いる。
Wikipediaシソ

蘇】しょうそ

たきぎを拾い、草を刈ること。また、その人。
蘇してがず》しょうそしてかしがず
貧しいことの形容。
「樵蘇」は木を切り、草を刈ること。「爨ぐ」は飯を炊くこと。
薪や草を刈ったが、食料がないので飯を炊くことができない意から。

【屠蘇】とそ

  1. 「屠蘇散」の略。元旦に服用する延命長寿の漢方薬。山椒(さんしょう)・防風・白朮(びゃくじゅつ)桔梗(ききょう)・桂皮などを砕いて調合したもの。
  2. 屠蘇散をひたした酒やみりん。不老長寿の酒として正月の祝いにのむ。また、正月に飲む酒。
    「屠蘇を祝う」
Wikipedia屠蘇

【花蘇芳】はなずおう

マメ科の落葉低木。四月ごろ、葉に先立って紅紫色の蝶形の花が群がって咲き、後にさやをつくる。観賞用。
Wikipediaハナズオウ
「紫」とも書く。

《字源》

声符は「穌(そ)
金文の字形に「魚」の頭の部分に小さく「木」を加える形のものがあり、国族の名に用いる。後の「蘇」にあたり、「蘇」の初文とみてよい。「木」はおそらく桂荏(けいえ)・紫蘇の類で、その刺激により魚の生気を保ったものと思われる。
「蘇」の金文。

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