【爽】 11画 (8)  準1級


[音] ソウ
[訓] あきらか
さわやか
たが

《意味》

  1. あきらか。暗やみがさっぱりと割りきれて除かれたさま。夜明け。
  2. さわやか。さっぱりして気持ちがよいさま。割り切れてねちねちしないさま。
  3. たがう。二つに割れて符合しない。ばらばらになる。調子が狂う。

【爽やか】さわやか

  1. ほどよく冷たくさっぱりしていて気持ちがよいさま。
  2. 声などがよどみなく、はっきりしているようす。「弁舌爽やかな人」

【爽快】そうかい

さわやかで気持ちがよいようす。
「爽快な山頂の朝」

【爽秋】そうしゅう

さわやかで心地よい秋。
「爽秋の候となりました」

【爽然】そうぜん

  1. 心身のさわやかなさま。
  2. がっかりするさま。ぼんやりするさま。「爽然自失」

【爽そうまい

夜明け。あかつき。
昧爽(まいそう)

【爽約】そうやく

約束にそむいて実行しないこと。
「約にたがう」が書き下し文。

【爽籟】そうらい

さわやかな秋風のひびき。また、すがすがしい清風。

【爽涼】そうりょう

気候がさわやかで涼しいこと。また、そのさま。清涼。
清涼(せいりょう)

【英姿爽】えいしさっそう

男らしくりりしい容姿で、非常にさわやかなこと。
「英姿」は勇ましく立派な姿。雄姿。「颯爽」は姿・動作などがきびきびして気持ちがよい意。

【豪爽】ごうそう

天気などが、すぐれてさわやかなようす。
また、性格・言動などが、力にあふれていてさわやかであるようす。

爽】さっそう

人の姿・態度・行動がきりっとしていて気持ちのよいさま。
「颯爽とデビューする」

【清爽】せいそう

清らかでさわやかなようす。
「清爽な風」

爽】まいそう

夜明け方。あかつき。
爽昧(そうまい)

《字源》

「大(り)
「大」は人の正面形。
「㸚」は胸の左右に加える文身(いれずみ)の文様。
女性が死んだら、その(しかばね)に邪悪な霊が()くことを(はら)うために、乳房をモチーフとする朱の文身を加えた。
「爽」「などは文身の美しさを示す字で、爽明・美麗の意がある。

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