【綜】 14画 (8)  準1級


[音] ソウ
[訓] べる
  おさ
  まじえる

《意味》

  1. すべる。統一する。また、すべおさめる。
    「総」に書き換えられるものがある。
  2. まじる。いりまじる。
  3. おさ。織機の道具。

【綜べる】すべる

  1. 多くのものをまとめる。
  2. 統一し支配する。
  3. まとめた糸を織り上げる。
「1.、2.」は「統べる」とも書く。

【綜絖】そうこう

織機の部品の一つ。緯糸(よこいと)を通すために経糸(たていと)を上下に開く器具。あぜ。

【綜合】そうごう

  1. 個々別々のものを一つにまとめあげること。
  2. 哲学で、いくつかの要素を結び合わせて、一つの全体に統一すること。また、その結果。ジンテーゼ。
分析(ぶんせき)
「総合」に書き換えられる。

【綜麻】へそ

機械にかけるために紡いだ麻糸を環状に幾重にも巻きつけたもの。(おだまき)
「巻子」とも書く。

【綜麻繰】へそくり

「綜麻繰金」の略。やりくりして内緒で貯めた金。
綜麻(へそ)を繰って貯めた金の意。
「臍繰」とも書く。

【錯綜】さくそう

複雑に入りくんでいること。交錯。
「情報が錯綜する」

《字源》

声符は「宗(そう)

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