【聡】 14画 (8)  準1級

旧字【聰】 17画 (11) 1級


[音] ソウ
[訓] さと

《意味》

さとい。かしこい。耳がよく聞こえる。

【聡い】さとい

ものごとを理解するのが早い。判断力がするどく的確である。かしこい。敏感である。
「敏い」とも書く。

【聡そうけい

きわめてかしこいこと。聡明。

【聡悟】そうご

さとく賢いこと。物わかりの早いこと。
聡明(そうめい)

【聡察】そうさつ

賢くて物事に明るいこと。

【聡敏】そうびん

賢くて物わかりが早いこと。また、そのさま。

【聡明】そうめい

頭がよく、物事の理解が早いこと。かしこいこと。

【聡明叡知】そうめいえいち

聖人の四つの徳のこと。転じて、才能・知識があり、賢くて先々まで見通せること。
「聡」はすべてを聞き分けること。「明」はすべてを見分けること。「叡」はすべてに通ずること。「知」はすべてを知っていること。
「知」は「智」とも書く。

【寝聡い】いざとい

眠りが浅くて、目が覚めやすい。
「老人は寝聡い」
寝穢(いぎたな)い・寝汚(いぎたな)い」

【聡明】そうめい

頭がよく、物事の理解が早いこと。かしこいこと。

【閉明聡】へいめいそくそう

世間の事物と接触を断ち切る。また、現実から逃避すること。
「聡」は耳が良く聞こえる。「塞」はふさぐ。
世間の出来事や物事から目をつむり、耳をふさいで関係を持たない意。
「明を閉じ聡を塞ぐ」が書き下し文。
閉目(へいもくそくちょう)

【耳聡い】みみざとい

物音や声などを聞きつけるのがすばやい。早耳である。聴覚が鋭い。
「耳敏い」とも書く。

【目聡い】めざとい

  1. 見つけるのが早い。目が早い。
  2. 目が覚めやすい。
「目敏い」とも書く。

【夜聡い】よざとい

夜中に目を覚ましやすい。

《字源》

声符は「悤(そう)
「悤」「聰」の初文で、聡明の意。
「悤」の声符「囱」は窓の形で、「窗(窓)」の初文。

《字体》

「悤」の部分は、が初唐標準字体で、手書きでは一般的に書かれてきた。
手書きの楷書では「聡」と書いて差し支えない。
「悤・を含む「窓」「総」なども同様。

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