【汰】 7画 (4)  準1級


[音]
タイ
[訓] よなげる
にご
おご

《意味》

  1. 強い勢いでたっぷりと水を流す。すすぐ。
  2. にごる。
  3. おごる。ほこる。分を越えて贅沢(ぜいたく)する。「奢汰(しゃた)

【汰げる】よなげる

  1. 米を水に入れて、ゆすってとぐ。
  2. 細かい物を水中でふるい分ける。
  3. より分けて悪い物を捨てる。淘汰する。
げる」「げる」とも書く。

汰】さた

  1. 事の是非・善悪などを論じ定めること、またそれに従って処理すること。しかるべく処置すること。また、訴訟。
    「追って沙汰する」「地獄の沙汰も金次第」
  2. 話題や問題として取り上げるような事柄・行為・しわざ。また、世間の注目をあびるような事件。接尾語的にも使う。「刃傷沙汰(にんじょうざた)
  3. 知らせ。たより。消息。「音沙汰」「ご無沙汰しています」
  4. 評判。うわさ。「世間の沙汰」「取(り)沙汰される」

【自然汰】しぜんとうた

  1. 生物のうち、外界に適応するものは栄え、適応しないものは子孫を残さずにほろびるということ。自然選択。
  2. 時代の流れについてゆけないものが、ひとりでにほろびること。

【奢汰】しゃた

おごること。ぜいたくなこと。

【人為汰】じんいとうた

動植物のうちで、ある目的に最もかなった個体を選び、それを親とした交配を繰り返して品種を改良すること。人為選択。
「自然淘汰」

汰】とうた

  1. より分けて不用・不適なものをとり除くこと。
  2. 生物のうち、環境や条件に適応できないものが滅び、適応するものだけが残ること。
    「自然淘汰」

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