[音] | タ |
ダ |
[訓] | つば |
つばき |
《意味》
つば。つばき。つばを吐く。
【唾液】だえき
唾液腺から口の中に分泌される液。口中をうるおし、消化をたすける。つば。
【唾棄】だき
つばを吐き捨てるように捨ててかえりみないこと。さげすむこと。いみきらうこと。
「いじめは唾棄すべき行為だ」
【唾壺】だこ
【唾】つば
「唾液」に同じ。
「つばき」とも読む。
《唾を付ける》つばをつける
他人にとられないように前もって声をかけたり手段を講じたりする。
【固唾】かたず
緊張した時に口中にたまるつば。
《固唾を呑む》かたずをのむ
事の成り行きを案じて息をこらす。
【咳唾】がいだ
《咳唾珠を成す》がいだたまをなす
ちょっと口をついて出た言葉も、珠玉のような美しさがある。詩文の才がきわめて豊かなことをいう。
また、権勢が盛んなさま。
「咳唾成珠」ともいう。
【生唾】なまつば
食欲をそそるものや酸味のあるものを見たとき、また、極度に緊張したり興奮したりしたときなどに、自然と口中に出るつば。なまつばき。
《生唾を呑み込む》なまつばをのみこむ
目の前にあるものが欲しくてたまらないようすにいう。
【眉唾】まゆつば
眉に唾をつければキツネやタヌキにだまされないと信じられたことから。
【虫唾】むしず
胸のむかむかしたときに、口に逆流する酸っぱい胃液。
「虫酸」とも書く。
《虫唾が走る》むしずがはしる
吐き気がするほど不快でたまらない。
「声を聞くだけで虫唾が走る」