【琢】 11画 (7)  準1級

旧字【琢】 12画 (8) 準1級


[音] タク
[訓] みが

《意味》

みがく。玉をみがく。努力して、学徳や技をみがきあげる。

【琢磨】たくま

  1. 玉などをとぎみがくこと。
  2. 修行に励んで学問・技芸・道徳などを向上させること。
    (せっさ)琢磨」

【琢く】みがく

  1. (つち)(のみ)で玉を刻み、形を美しく整える。
  2. 学問や徳、技などを向上させようと努力する。

【切琢磨】せっさたくま

学問や人徳をより練り磨き上げること。また、友人同士が互いに励まし合い競争し合って、共に向上すること。
「切」は獣の骨や角などを切り刻むこと。「磋」は玉や象牙を磨く、「琢」は玉や石を(のみ)で削って形を整える、「磨」は石をすり磨く意。
」は「」とも書く。

【彫琢】ちょうたく

  1. 宝石などを刻みみがくこと。
  2. 詩や文章を推敲(すいこう)し、立派なものにすること。
    「入念に彫琢された文章」

《字源》

旧字は「琢」で、声符は「豖(たく)
「豖」「豕(ぶた)を打って去勢する形で、打ち叩く意がある。

《字体》

つくりの「豖」は漢隷の頃から「豕(し)と同じく点がない形で書かれてきた。
唐代楷書ではのように、1画目と2画目を続けて書くものが主流。
「豖」は説文篆文準拠の開成石経標準字体。
「豖」に作るメジャーな字は「琢」「啄」「塚」の三つで、「琢」「啄」は人名用漢字、 「塚」は常用漢字で、点のない「豕」 に作る字体が正字に採用された。
現在、手書きの楷書ではに作る字体で書いて差し支えない。
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