【湛】 12画 (9) 準1級


[音] タン
  チン
[訓] たたえる
あつ
  しず
  ふか
  ふけ

《意味》

  1. たたえる。水が満ちている。
  2. ふかい。
  3. しずむ。

【湛える】たたえる

  1. 液体をあふれるほどいっぱいにする。みたす。「ダムが水を湛える」
  2. 感情を顔に表す。「満面に笑みを湛える」

【湛然】たんぜん

静かに水をたたえているさま。また、静かで動かないさま。

【湛湛】たんたん

  1. 水などが深くたたえられているさま。
  2. 露の多いさま。
  3. 重厚なさま。

《字源》

声符は「甚(じん)(かまど)の上に煮炊きする器をかけている形。
「甚は元々煮炊きする(かまど)の意で、煮すぎることを過甚といい、そこからはなはだしい意となる。
汁気のものを「斗(ひしゃく)()み取るのを、酒をくむを「酌」、その加減を考えることを斟酌という。

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